産官連携事例 〜ピギーバック式旅客船の設計・開発〜 - 株式会社 応用技術研究所│静岡県湖西市

産官連携事例 〜ピギーバック式旅客船の設計・開発〜

離島航路のバリアフリー化及びシームレス化


平成18年、高齢者、障害者等の移動円滑化を促進するため、通称バリアフリー新法が施行されました。

現在、バリアフリーガイドラインが整備され、ガイドラインに従って旅客船のバリアフリー化が進められています。

特に、離島航路の利便性確保と活性化を図るため、乗客がバスに搭乗した状態で乗船可能なピギーバック式旅客船が提案されております。

ピギーバック式旅客船の設計・開発_国土交通省


今回、国土交通省主導によりピギーバック式旅客船が建造されることになり、その付帯設備としてバスが円滑に乗下船するためのランプウェイおよびランプドアを開発しました。

ピギーバック式旅客船_車両乗船用橋梁の設計・開発


ピギーバック式旅客船_車両乗船用橋梁の設計・開発_昇降装置


船という制約の中で


バスを船に積載する場合、バスを保持するためのフレームが必要となります。

船舶によるピギーバック輸送の場合、単に強度を維持するだけではダメなのです。

それは、船の最大積載量という制約があるからです。


ムダを省いた構造にする


他ではこれ以上軽くできない。

それこそがこのプロジェクトの始まりでした。

バスを積載するには8トンの構造部材が必要になる。

しかし、それでは船に載せることはできない。

2トンに軽量化できないか。

とんでもない命題の中、構造設計を行いました。

構造設計_ピギーバック_01


強度計算書_ピギーバック_01


強度計算書_ピギーバック_02


3D CADを使う理由


基本的な強度計算は手計算で行いました。

しかし、構造体全体での応力計算となると、大変に面倒で時間がかかります。

そこで効果を発揮したのが3D CADによるシミュレーションです。

一番の目的は、

製作時の手戻りをゼロにすることです。

組立時のボルトやピンの逃がし等、手計算では見抜けないような干渉箇所が瞬時に発見できます。

手計算と3D CADのコラボレーションが功を奏しました。


製作現場で喜ばれた


3D CADで組み立て検証したおかげで、製作時に発生し得る部材同士の干渉箇所まで特定できました。

そのため、部材の干渉が起こらない設計とし、製作現場でのトラブルを抑えることができました。

製作現場から作りやすかったとの評価を頂くことができました。

ピギーバック式旅客船_車両乗船用橋梁の設計・開発_組立


ピギーバック式旅客船_車両乗船用橋梁の設計・開発


ピギーバック式旅客船_車両乗船用橋梁の設計・開発_テスト.png


ピギーバック式旅客船の設計・開発_国土交通省

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